ER26500そしてER34615どちらも塩化チオニルリチウム(Li-SOCl2)電池は、同じ一次電池(充電不可)のグループに属します。ただし、サイズ、容量、用途が異なります。ER26500とER34615の電池の比較は以下のとおりです。
1. サイズと寸法:
- ER26500:このバッテリーはER34615に比べてサイズが小さく、直径は26.2 mm、長さは50.0 mmです。
- ER34615: ER34615 はサイズが大きく、直径は約 32.9 mm、長さは 61.5 mm です。
2. 容量:
- ER26500:ER26500バッテリーは通常、6500mAhから7500mAh程度の低容量で、適度な量のエネルギーを蓄えます。
- ER34615:ER34615バッテリーは高容量で知られています。通常、13,000mAhから19,000mAhの範囲の容量を提供し、より長い動作寿命が求められる用途に適しています。
3. 電圧:
- ER26500とER34615の両バッテリーの公称電圧は通常3.6ボルトです。この電圧レベルは、塩化チオニルリチウムバッテリーの標準です。
4. 用途:
- ER26500:ER26500電池は小型で容量が低いため、中程度のエネルギー供給能力を持つコンパクトな電源を必要とする用途でよく使用されます。一般的な用途としては、一部の電子センサー、メモリバックアップ、小型電子機器などが挙げられます。
- ER34615:ER34615バッテリーは、サイズが大きく容量も大きいため、より長い動作寿命と高いエネルギー出力が求められる用途に適しています。これには、産業機器、軍事・防衛システム、石油・ガス産業のセンサー、その他過酷な環境で長時間の電力供給が求められるデバイスが含まれます。
5. 動作温度:
- どちらのタイプのバッテリーも、通常は -55°C ~ 85°C の広い温度範囲で動作できるため、過酷な条件での使用に適しています。
6. 自己放電率:
- ER26500 と ER34615 の両バッテリーは自己放電率が低いため、使用していないときでも長期間にわたって充電を維持できます。
まとめると、ER26500とER34615のバッテリーの選択は、アプリケーションの具体的な要件によって異なります。ER26500バッテリーはよりコンパクトで、中程度の電力需要のアプリケーションに適しています。一方、ER34615バッテリーはより大型で、大幅に高い容量を備えているため、より長い動作寿命が求められるアプリケーションに適しています。最適なパフォーマンスと寿命を実現するには、デバイスの電力要件に合ったバッテリータイプを必ず選択してください。
投稿日時: 2023年8月26日